やってるゲームとかの雑記
初代『DOOM』をやったことはあったものの、クリアしたわけでもなければ
やりこんだわけでもなかった人間ですがこの度『DOOM』のリブート作品にあたる
『DOOM』をプレイしました。

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人類のエネルギー問題を解決すべく、火星に建造された先進技術研究所では
デーモンたちが住まう「地獄」のエネルギーを取り出して利用する方法が実用化されていたものの
何らかの事故によりその地獄と人間の世界の境界線が著しく曖昧になり、
研究施設にいた人間たちは死亡するかデーモンとなってしまったさなか、
封印されていた一人の男が封印の鎖を引きちぎり暴れ始めます。
この主人公がDOOMシリーズの主人公である通称DOOM GUY。
名前も一切出ませんし、声なども一切ありません。

この研究施設の責任者であるサミュエル・ハイデン博士(右のサイボーグ)の指示に導かれるまま
エリアを突破していき、最終的にはこの地獄と人間界のポータルを閉じるのが主な筋書き。
複雑なクエスト要素などはなく、マップ内の探索要素はあるもののシナリオは完全に一本です。
行く先々で次々と現れるデーモンたちをなぎ倒し、パワーアップし、進む!という
非常にシンプルな初代『DOOM』を彷彿とさせるようなゲーム構成に
現代ゲームの良さだけを加えたような非常に贅沢な作りになっています。

この行く手を阻むデーモンたちとの大乱闘が本作の目玉と言っても過言ではない要素ですが、
昨今流行りのカバーポジションをとって攻撃してきたり、遮蔽物に隠れてグレネードを
投げてくる・・・などと言った要素は皆無で猛ダッシュで突っ込んで攻撃してくる、
搭載している武器で只管攻撃してくるなど暴力的な戦法と数で押してくるタイプ。
対するプレイヤーも、ちまちま隠れたりカバーして戦うよりは敵に肉薄して
ショットガンで倒したり、よろけた敵が居ればグローリーキルと呼ばれる特殊キルで
アイテムを落とさせながら倒していく方がダメージを受けづらいです。

この敵の個性付けが非常に明確になっており、例えば一番弱いクラスの
アンウィリングやインプであれば何の武器でも倒せるものの
突っ込んでくる大型敵のヘルナイトやピンキーはスーパーショットガンで、
高い火力を持つ(サイバー)マンキュバスやカコデーモンといった敵は
遠距離から攻撃できて攻撃力が高いガウスキャノンやロケットランチャーで
早めに倒す・・・など、明白に「どの武器で攻撃すればいいか」が
低難易度で一回プレイするだけでも把握できる作りになっています。
暴力的な見た目から「ただ突っ込んでいって敵を倒す」ゲームと思われる事もあるものの、
その実プレイすると「どの敵をどの武器で倒すか」「パワーアップはどのタイミングで取るか」
「チェーンソーはどのタイミングで使うべきか」など、頭を使って考え、
それを着実に実行していく…というのが本筋である事が体験できました。

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それからこれが収集要素。マップ内に隠されているアイテムを見つけることで
戦闘終了でもらえるアップグレードポイントに加えておまけでポイントを貰えるので、
しっかり探索をしておけば中盤~終盤が多少楽になるのも嬉しい所。
ルーンの刻まれた石版から挑戦できるチャレンジも達成すると「ルーン」がもらえ、
これを装備すると様々な有利になる特典がつきます。

頭を使い戦略を考え、敵をなぎ倒して進み、ボスの攻略パターンを編み出して
見つける…という原初のゲームの楽しみがある本作。
FPSを全くやったことがない場合は難しいかもしれませんが、
ある程度プレイした事があれば自然にクリアできる難易度もあるので
デーモンたちと大乱闘を楽しみたい人はオススメかもしれません(今更感)。


(以下ネタバレあり/考察という程でもない)
「ストーリーはほぼ無い」と言われている本作ですが、
ざっとプレイした限りでも結構背景設定は練りこんであるのかな、という感じがしました。

まず主人公であるDOOM GUYですが、ゲーム開始時には拘束された状態になっています。
この拘束されている場所が火星基地内である事やその際見える腕が傷だらけな事などから見て
一応DOOM(初代)の後の時系列に当たるのではないかな?という気がします。
(今作のスーツでは腕まで隠れていますが、過去作では腕はむき出しになっています)

上でも少し触れたように、サミュエル・ハイデン博士の話の中でサラッと
「地獄のエネルギーを得なければ人類は危機に陥っていた」と触れられています。
要するに、人類は危険なエネルギーに手をつけないといけないところまで
エネルギー問題が深刻化し、もはや待ったなしの状態で地獄のエネルギー研究に手をつけたと。
(作中ではアージャントエネルギーという名称で呼ばれています)
その研究中、地獄のエネルギーに魅入られてしまったのが本作の
ババアインパクト枠であるオリビア・ピアス。
火星での地獄エネルギー研究に並々ならぬ熱意を示し、今回の「大事故」に乗じて
地獄へのポータルを開き、人間の世界と地獄をつなげてしまいます。

サミュエル博士もクリーンとは言いがたい研究に手を染めてきたようですが、
この事態の収集のために闘犬を放ちます。それがプレイヤーが操作するDOOMGUYです。
DOOMGUYは大筋では博士の指示に従いながら、次々とデーモンを殺戮していき
最終的には火星基地を管理するAIであるVEGAをメルトダウンさせたエネルギーで
地獄へ乗り込み、オリビア・ピアスと融合したスパイダーマスターマインドを倒します。
そして最終的に現れたサミュエル博士に拘束されるDOOMGUY。
博士曰く、「また必要になる時があるかもしれない」。
特に抵抗する素振りもなく、DOOMGUYは拘束されてエンディングに入ります。

まずいちばんの謎とされているのはDOOMGUYの行動原理ですが、
プレイヤーがデーモンとの戦闘を戦うのを楽しんでいるようにDOOMGUYが何よりも
重視しているのがデーモンと戦い、殺す事なのではないかと思われます。
その為であればわざわざ博士の指示に従ってあちこちに行ったりするのも
吝かではない、と(細かい指示までは聞かないようで機械はぶっ壊しますが)。
そしてエンディングでもDOOMGUYはサミュエル博士の「拘束」に対して
特に抵抗する素振りも見せないのは、次に目覚める時もまた
デーモンと戦う事ができる事を知っているからのように思われます。

そして、地獄で戦うDOOMGUYの目の前に現れる幻影。
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騎士のような格好をしていますが、本作でのDOOMGUYのデザインに近く見えなくもありません。
彼らはおそらく各地の碑文にある「ドゥームスレイヤー」と呼ばれる存在です。
かつて果てしない憎悪を持って剣をふるったドゥームスレイヤーたちは
そのすさまじいパワーとスピード、暴力性によって次々とデーモンたちを殺戮し、
彼らを恐怖させ「闇の支配する時代」を終わらせたとされています。
(かつてデーモンたちが人類を支配する時代があった?)
デーモンたちを暗く深い穴へと追いつめデーモンの首魁であったタイタンすら
打ち倒したドゥームスレイヤーたちですが、デーモンの司祭たちにより
デーモンたちもろとも罠にかけられ、崩れた神殿に永遠の苦痛と共に捉えられます。
おそらくそれから長い間、ドゥームスレイヤーたちは不在であり、
そもそもデーモンたちが人間に干渉することもなかったものと思われます。

ところが人類がエネルギー問題に直面した今、再び地獄へのポータルが開いてしまいます。
そこでデーモンを殺すべく再び地上に現れたドゥームスレイヤーの再来が
DOOMGUY…ということであると思われます。
DOOMGUYはデーモンたちに憎悪と殺意を持ち、その身をデーモンを
殺すことのみに捧げているため前述のようにあっさりとサミュエル博士に拘束されたり、
ドローンをぶん殴ってパーツを強奪したりする割に操作盤などはしっかりと操作するといった
一見矛盾しているような行動を取る事があるのでしょう。

彼がそこまでしてデーモンを憎むのか?過去に何かあったのか?などは一切わかりませんが、
そういうドラマを想像させるのもまた「語らない」という事による効果でしょうね。
昨今ではたいていのことは語って聴かせるのが基本になったので、逆にこういう
「一切語らない」事によってかえって想像がかきたてられるのは新鮮に感じます。

余談ではありますが、
DOOMGUYやドゥームスレイヤーたちが緑色、というのはやはり
制御の効かない憤怒のイメージからなんでしょうかね。
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