やってるゲームとかの雑記
(あらすじ)
いつものようにごきげんで掃除をしながらリスに話しかけるフラッターシャイ。
平穏な日常の1ページのように思われたが、そのリスがハッキリと英語で受け答え。
驚くフラッターシャイをよそに、リスは今日は忙しいと言って姿を消してしまいます。

リスを追いかけるフラタですが、すぐにリスは木の上へと姿を隠してしまいます、
そこにたまたま通りかかったのはラリティ。様子のおかしいフラタに気づいたラリティが事情を聞きました。
フ「リスさんが喋ったのを聴いたの、おかしいと思うかもしれないけど本当に・・・」
ラ「私も徹夜でコンテストに出す衣装を縫っている時にミシンが話しかけてきた事があったわ、少し休んだら?」
更にその後小鳥もハッキリとフラッターシャイに話しかけてきます。

ラリティの言うとおり、疲れて幻聴が聞こえているのだと思い家に帰って寝ているフラタ。
しかし、窓の外から聞こえる話し声で目を覚まして見てみると枝の上にとまった小鳥がハッキリと英語で話しています。
これは幻聴ではないと思ったフラタはこの現象について何か知っていそうなポニーの元へ向かうことにしました。

行き着いた先はエヴァーフリーフォレストの中にあるゼコラの小屋。
ゼコラに動物たちが言っていることがハッキリと聞こえる事と何かの計画を立てているようであるという事を相談し、
ゼコラも何らかの異常がないか様々な方法で検査しようとします。しかし、結果は異常なし。
最終的にゼコラが連れてきたのはアライグマ(Masked racoon)。
この場で何かを聞き出せないか努力するフラッターシャイですが、アライグマは何も答えません。
しかしゼコラが目を離した瞬間、「じゃあもう行くよ、ボスに言われてるんだ」と言い残して逃げるアライグマ、
追いかけて走って行くフラッターシャイ。

目を離した僅かな時間にふたりが忽然と消えてしまったため、ゼコラはその辺に居た猫を捕まえてきて
あの手この手で尋問します。最終的に猫が口を割ったのはゼコラのクイズを使ったカマかけ。
ゼコラ「この質問に答えられたらタクシーを呼んであげましょう、
    脚が4本の生き物はquadruped、脚が2本の生き物はbiped、じゃあ虎は・・・なんだったかな?ど忘れしてしまったよ」
猫「Striped!(縞模様)」
ゼコラ「そうまさにそれ、Striped!ゼコラはハッキリと聴いた!」

ゼコラは誰でも答えられるような簡単なクイズの設題を途中で忘れたふうを装い、
猫がうっかり口を挟んでしまうのを誘導することで動物が喋るという現象の裏付を自分でも取ったのでした。
(quad→4、quadruped→4本脚、biped→2本足のこと)

シーンは切り替わってアライグマを追いかけていくフラッターシャイ。
アライグマを追って辿り着いた広場には沢山の動物たちが集まっています。
その中にはフラッターシャイのペットであるウサギのエンジェルの姿も。
エンジェル「ダメじゃないか、招待されてないのに来ては!せっかくの計画が台無しだよ!」
フラタ「ごめんなさい、じゃあ私は家に帰ることにするわ・・・」
エンジェル「ダメだ、どこへも行かせないぞ!」

新たな手がかりを得て慌ててフラッターシャイが走ってきたのと同じ道を走ってくるゼコラ。
そこでゼコラが目にしたのは、盛大なパーティー会場にいるフラッターシャイの姿でした。
動物たちがフラタに内緒でこっそりと立てていたのは誕生日パーティーの計画で、
本当は準備が整ってからフラタを呼びに行く計画になっていたのでした。
そして何故動物たちが急に言葉を話せるようになったかと言えば…言うだけ野暮ってもんですね。



友達が秘密の誕生日パーティーを計画してくれたけど、その準備期間中に
妙に避けられるのでもしかして嫌われちゃった!?とかいらない心配をしてしまうという定番のお話ですね。
本編でもピンキーパイがすっかり自分の誕生日を忘れててピンカミーナ化してました。
フラッターシャイは動物の気持がわかるという特技がありますが、ポニーやポニーに近い生物以外は
あまりハッキリとした英語で喋ることはありませんからそりゃいきなり流暢に喋り出したら驚きます。

今回のお話ではゼコラも登場します。ゼコラは当初ポニービルの住民たちに「魔女」と恐れられていただけあり、
様々な呪術的な知識やエヴァーフリーフォレストに生えている植物に関する知識を持っています。
ポニービルにも近現代的な病院はありますが(レインボーダッシュが入院していたり)、
ポニーたちはエヴァーフリーフォレストには基本的に入りたがらないためその森に住んで
異世界の動植物の知識を持っているゼコラは恐怖の対象でもあったわけですね。
ここらへんはキリスト教が伝播した後の「魔女」の扱いに似ていると思います。
日本語「魔女」というととりあえず魔法を使う女性である、と思いがちですが、ヨーロッパでは
古来からの呪術的な儀式による祈祷や自然に存在する動植物などを使った病気の治療、占いなど
世俗から離れた占い師兼医者兼知恵役のような立ち位置にある人々も多く存在していました。
ゼコラもこうした背景からか、薬草学や呪術的な儀式の知識を広く持っていたり
アリコーンアミュレットで強大な力を持って暴走するトリクシーを止めるためにトワイライトに知恵を授けています。
ポニー達の知識でわからないことはゼコラに聴け!という事で、何かが起こるとゼコラが頼られることも多いですね。

お話もシンプルで分かりやすい・・・んですが、とにかくゼコラの喋り方が英語ネイティブではない人間には難しいですね。
というのは、本編でもそうなっている通りゼコラは韻を踏んだ独特の喋り方をしますし、
韻を踏むために普段あまり使わないような単語を使うことが多いんですよね。
たとえば猫がうっかり口を滑らせた時に言ったこれとか。


「A STRIPED! That's it INDEED! AND your WORDS ZECORA has taken to HEED!」
IDW Publishing 『My Little Pony: Friends Forever issue #5』 - P18 ゼコラのセリフより

この文章では末尾がD、特にEDで終わる単語にこだわって使ってます。
Indeedは「まさにそれ!」という意味で、これはよく見ますが、
最後の文章には態々Heed(注意する、心に留める)を使ったあまり見ない形の表現も。
ゼコラはこういう特殊な言葉使いをする事が多いので呼んでて難しいなーと思ったりしました。

/ネタバレにつき反転/
しかしまあ、ディスコードおじさんはフラタと仲が良いというかよくなついてるぁ、という感じですね。
というのは当たり前の話で、ディスコードは(口先だけでも)ポニーと仲良くするとは言っているものの
実際にディスコードをエレメントオブハーモニーの力で再び石に戻して封印するのではなく、
あくまで友達として接してくれたのは実質的にフラッターシャイだけだったんですよね。
(S3E10でMane6のうち楽しんでいたピンキーパイとフラタ以外はEoHの力を使って再び石に戻そうとしていた)

こういうエピソードの端々でも描かれているように、フラッターシャイは穏やかで優しいだけでなく
自分が正しいと思ったことに関してはかなり頑固で考えを曲げないという面があると思います。
(アップルジャックが農場に住み着いたコウモリたちを追い出そうとした時、
ボロボロのフィラミナを見た時にも治してあげるのが良いと思って勝手に連れだしてしまうなど)

こう書くと悪口のようにも見えますが、好きな事に夢中になったりそうしてあげるのが良いと思うと
そう簡単には考えを曲げないのは間違いなくフラッターシャイというキャラクターをより魅力的にしていると思います。
上で例として挙げたエピソードではトワイやレインボーダッシュは率先してディスコードを石に戻そうとしました。
しかし、誰がなんと言おうとフラッターシャイはディスコードが心を開いて受け入れてくれるのを待つために
それを承諾しません。その意固地さに、最終的にはディスコードは(半分自爆ですが)折れてポニーと仲良くすることを誓います。

Mane6の中で、トワイライトは論理的な正しさを持っていますし、魔法に関する知識も並ぶものは居ません。
レインボーダッシュには無謀でも飛び込む勇気と腕力がありますし、
アップルジャックも誠実な考え方と同じく危険に飛び込んでいくバイタリティを持っています。
ピンキーパイはどんな危険でも楽しめるという能力を持っています。
じゃあ「女の子らしい」(あまり良い言い方ではありませんが)パーソナリティを与えられ、
「優しさ」「寛容」など一見冒険には不向きにも見えるエレメントが割り振られている
ラリティとフラッターシャイは目の前の危機に対してどうやって立ち向かうんだろう?と考えてみますと、
ラリティは自分が美人である事をよく把握していて男性キャラクターに対して色目を使ってみたり
気位の高さでダイヤモンドドッグの3人組を完全に屈服させるなど自分の魅力を強かに使っています。
一方でフラッターシャイは控えめな性格なので、ラリティのように男性を誘惑して操縦したり
高飛車に振る舞うような事は絶対にできません(美人ではありますけどね!)。
そこでどうするのかというと、フラッターシャイは相手が折れるまでひたすらお願いしながら待ち続ける事が多いです。
※一応フラッターシャイにはステア(Stare:凝視すること、転じてここでは魔眼、眼力のようなイメージ)という能力があり、
コカトリスに石化させられながらも打ち勝ったシーンもありましたがこれはめったに使いません…というのは、
視線恐怖症のフラタは言うことを聴くまで相手に凝視され続けるのがどれだけ苦痛か知っているからでしょう。


いつも控えめで一歩引いた位置にいて荒っぽいことは苦手なフラッターシャイですが、
相手を決して突き放さない優しさと諦めずに待ち続ける意志の硬さは作中でも最強クラスの能力だと思います。
(動物たちもフラッターシャイのこうした態度からよくなついているのでしょう)
実際、プリンセスであるセレ様やEoHでも石にして封印するのが精一杯だったディスコードは
フラタのお陰でポニーと仲良くすることを(口先だけでも)誓っていますし、他にも大きなドラゴンやマンティコア、
トワイライトを石にかえてしまったコカトリスなどフラッターシャイが対処した相手は
他のキャラクターが対処したものよりも「物理的に大きくて強い」物が多いです。
つまり彼女の持つ優しさと頑固さは時として魔法よりも腕力よりも、そしてEoHの力よりも
大きく強いものを動かしてしまう力として描かれてるのです。
ディスコードを表面的にでもポニーと仲良くするのはフラッターシャイの力なしでは成し得なかったことでしょう。

こうした面から考えると、相手の事を思ったり夢中になると強引になってしまう
フラッターシャイの性格も悪いというわけではなく、パーソナリティを形作る一部として描かれている事がわかります。
「逃げんじゃねーよ!」「出てこい!」など豹変したフラッターシャイのセリフもよくネタにされますが、
こうした強引な面があることでかえって良い結果を招いたり、キャラクターとしての深みが補強されて魅力的に見えますね。

MLPという作品は得意な事と並んで誰しも苦手なことやついやってしまう事があるものの、そこまで含めて
その人である、というところがしっかり描かれていて、そこも認めて受け入れるのが友達であると…という
話の作り方が特徴的なんですよね。
Mane6はそれぞれ結構エキセントリックな面を持っていますが、お互いそれを受け入れ合い、
得意な事と苦手な事で助けあいながら冒険していくという構成は誰が見ても楽しく見られるように作られていると思います。
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