やってるゲームとかの雑記
前回に引き続きFriends Foreverの2巻。例によって短編です。

表紙はスクータールー、スウィーティーベル、アップルブルームのおなじみキューティーマーククルセイダースと…
コーチ役のディスコード!?表紙の時点でかなりの不穏さです。



例によってキューティーマークを探して今日も色々な活動に励むCMCの3にん。
すごい長いリストを作って(トワイライトのマネかな?)色々な活動を頭から順番に試していきますが、
結局どれ一つとしてうまくいかず、結局今日も自分たちのマークは見つからず・・・。

その時、秘密基地に聞こえてきたのは誰かの歌声。3にんが不思議に思って外を見ると、
スイートアップル農園の木々の間を高らかに歌いながら歩くディスコードの姿が!
彼が指を鳴らすとリンゴの樹になっているリンゴがカラフルな色になってしまいます。

「今すぐ農場から出て行って!」怒るアップルブルーム。
ディスコードの言うことには、なんと彼は今日はアップルファミリーを手助けするために来たというのです。
なんたる欺瞞か!そして彼はリンゴをめちゃくちゃにしているのではなく、新しい商品価値のある
食べ物にしてくれているとのことで、今色を変えてみせたリンゴをもいでアップルブルームに食べさせると
その味はダブルチョコレート味!この色々なフレーバーのリンゴを売ればアップルファミリーは更に
たくさんのリンゴをみんなに食べてもらうことができるのだ!・・・と、彼は主張します。

ここでディスコードについて少し補足を入れておきますが、ディスコードというキャラクターは
S2E1とS2E2で登場したキャラクターで、プリンセスセレスティア曰く「混沌と不調和を象徴する怪物」。
1000年前にエクエストリアを混沌に陥れたため、セレスティア・ルナ姉妹によって封印された
伝説上の怪物で、上記のエピソードにおいて復活。Mane6の面々を混乱に陥れました。
ただし、この際にも1000年間封印されていた事で怒っていたとかポニーたちを憎んでいたというよりは
単に1000年ぶりに復活したらかわいいポニーが居たのでからかって楽しんでいたという感が強く、
彼のキャラクター付けはヴィラン(悪役)というよりはトリックスターであると言ったほうが適切でしょう。

その後のエピソードでも度々登場しては騒ぎを起こすディスコードですが、その根底にあるのは
憎悪や怒り、悪意ではなく単に騒ぎを起こすと面白いからという面が強いです。
しかし、彼の持つパワーは強大どころかメタフィクション的な領域、所謂神がかった領域にまで達しており
それで色々な騒ぎを起こされるのでポニーたちもたまったものではありません。
トワイライトなどは「また騒ぎを起こしたらEoHの力で石にして封印する」等と牽制していましたが、
唯一フラッターシャイだけは彼に非常に親切にしてくれたことからとても仲がよく、お茶会に呼ばれたりしているようです。
要するにものすごいめんどくさい性格の神様のような存在。

彼のキャラクター付に関しては、英語版で彼の声を当てたジョン・デ=ランシーが
『スタートレック』で演じていた「Q連続体(Q)」と似ている部分が非常に多いです。
『スタートレック』における「Q」は高次元の生命体で、人間の姿を取るときもありますが人間ではありません。
寿命・性別・病気等の枠組みからも自由で、自由に姿を変えたり瞬間移動・時間移動をすることも出来ます。
Qは全知全能に近い能力を持っており、このパワーは彼が指を鳴らすことで発動します。
ディスコードが度々指を鳴らしているのはこのパロディなわけですね。
Q連続体の中には様々なQが存在しており、中には「立派で人格者の」Qも居るらしいですが、
ジョン・デ=ランシーが演じたQはジャン=リュック・ピカードを中心としたU.S.S.エンタープライズのクルーたちに
ちょっかいをかけるのが大好きな性格をしており、エンタープライズ号を違う宙域にいきなりワープさせる、
クルーを(自分が演出する)ロビン・フッドの世界に連れて行くなどのイタズラを仕掛けたことがあります。
傲慢で気まぐれな性格とこうした超常的なパワーは物語を「引っ掻き回す」ためだけに使われており、
彼が具体的に悪意を持って何かをするということはほぼ無いのですが、その「気まぐれ」がクルーを筆頭として
人間やその他の種族にとっては冗談で済まないような規模であることは確かです。
さて、話はそれましたがキャストからして揃えてきているディスコードの行動もこのQの行動と同じくです。
彼はQと同じくカオスそのものというような力を持っており、作中でも様々な生物を継ぎ接ぎした
でたらめな生物の姿として描かれています。

そのディスコードを目の前に「また何か悪事を企んでるんだろう!」となるのはある意味自然なことですが。
今回のコミックではアップルブルームがあることを思いつきます。
「そうだ、ディスコードは『なんでも』できるんだから彼にキューティーマーク探しを手伝ってもらえばいいじゃん!」
・・・碌な予感がしませんね!
CMCの秘密基地に招かれ(窮屈そうです)、早速3人のキューティーマーク探しを手伝うディスコード。

ディスコードが指を鳴らした瞬間、フィギュアスケート会場に立っていた3人。
フィギュアスケートに挑戦するも、うまく行きません。ディスコードが指を鳴らすと次に3人が居たのはアメフトコート。
アメフトに挑戦する3人ですが、これもまたうまくいきません。
相手チーム役として登場していたスパイクとエンジェルはディスコードが指を鳴らすと
その間の記憶を失って彼の創りだした世界からはじき出されてしまいます。
すぐさまディスコードがまた悪事を働いている事に気づいたスパイクはトワイライトの元へと走ります。
走れ!スパイク!走れ! スパイク、有能です。

今度は「ちょっとスリリング」な才能を探すためにライオンの調教に挑戦する3人・・・でしたが、
「ちょっと待って、これもうやったことあるよ!」「よし、次に行ってみよう」
駆けつけてバリアを割ろうとするMane6ですが、割れるはずもなく・・・というのは、彼の創りだす世界は
メタフィクション的なものですからポニーたちの力ではどうしようもないものなのでしょう。
唯一、ディスコードが解除する場合を除いては。

次々色々なアクティビティに挑戦するCMCですが、やったことあったりイマイチだったりとふるいません。
次第にディスコードの作り出す世界もどんどん大きく壮大なものになっていき、それにつれて
バリアのような「世界の境界」が拡大、農園の一部を飲み込んでいきます。

そしてスタートレックパロディ。エンタープライズ号のクルースーツを着ているCMCの3人と
まんまQのコスチュームで登場するディスコード・・・ってホントまんまじゃねえかこれ!!!
やりたい放題か!
更に色々な世界観のパロディになっている「挑戦」を行うCMC。
戦隊ヒーロー、海賊、アメコミヒーロー、往年の名作映画、警察署長にお説教を食らう、
スタースワールに助言を求める、TRPGセッション・・・etc。
スタースワールに助言を求めるシーンは指輪のパロディですね。スタースワールはガンダルフ役。
というか何気に「生きてる」スタースワールが描かれるシーンってレアです。

「挑戦」の世界観が広がるたびに巨大化するディスコードワールドとバリアの大きさ。
ついにはポニービルの間近にまで迫り、このままではポニービルが崩壊してしまいます。
トワイライトの魔法を持ってしても対抗策はなし!どうなる、ポニービル!?いつものことだろとか言わない

よーしおじさんもっとすごいのを見せちゃうぞーと袖をまくるディスコード。何の袖だよそれ!

その時、ディスコードを呼び止めるスウィーティベル。
「ディスコードさんちょっと良いですか?」
「おや、スウィーティーベル。君は今『悪魔帝国を転覆させる』に挑戦中では?」
「そうなんだけど、どうしてもお礼を言っておきたくて」
「お礼?」
「あなたが私達の為にとっても頑張ってマークを見つける手伝いをしてくれていることは知っているんだけど、
 私達がやっていることについてもちょっと知っておいて欲しくて。
 私達の『マークなし』はとっても頑固で、それが原因で他の子と違って仲間はずれだったり、
 誰も理解してくれる人が居ないっていう感じなの。あなたもそんなふうに感じたこと、ない?」
混沌の化身として誰からも疎ましく思われていたディスコードの孤独を見抜くスウィーティーベル。

ディスコードの創りだした世界は一瞬にして消滅し、ピンク色の「世界の境界」も一瞬にして消滅します。
ディスコードはいつものように気まぐれからCMCの3にんに協力して騒ぎを起こしたようですが、
CMCの3にんは怒るどころかディスコードが協力してくれた事に感謝し、お礼としてディスコードを
キューティーマーククルセイダースの名誉会員とします。
感動するディスコード、「また遊ぼうね!」と去っていくCMCの3にん。
「次にやるならよそにしてちょうだいね」と釘を刺すトワイライト。騒ぎを聞きつけてか、セレスティアが現れます。

「偉大にして聡明なセレスティア様が何の御用でしょうか?」
「ディスコード、あなたも何か今日何か大切なことを学んだように見えますね」
「セレスティア、お説教はやめてくれ!『みんな』見てたし知ってるよ!」
最後にはディスコードが指を鳴らし、強制的に漫画を終わらせてこのお話は終了。

最後にディスコードが手前を見ているのでこの「みんな」というのは読者のことですね。
セレ様にお説教されなくてもみんな見てたから知ってるって!というオチ。
ここではNo oneと書かれていますが、このNo oneは
「作中の誰でもない(かつ、この場に立ち会っている)=読者」の事を指しているものだと思います。


ディスコードとCMCという騒ぎを起こすのに定評のあるキャラクターの絡みで大騒ぎが起きるお話ですが、
同じ「のけ者」どうしでCMCのメンバーはディスコードの気持ちがよく分かる、という感じ。
CMCのメンバーはキューティーマークが出ていないという悩みを持っていますが、
ポニーの世界ではマーク=社会における役割を示すというような部分があるので
年頃になってもマークが出ないのは結構深刻な悩みでもあるわけです。
その社会に参加できていない感を味わっているCMCの3人だからこそ、ディスコードを
迷惑なおっさんや災厄のように捉えずに感謝までするという事ができたわけですね。

上で説明したようにディスコードというキャラ、非常に迷惑極まる存在ではありますが
時としてお茶目だったり、めんどくさいおっさんだったりで個人的には大好きなキャラクターです。
悪党というよりは完全にちょっかい出したいだけなんですよね。
実は結構寂しがりだった?というのもこのエピソードでは描かれています。

あとは本作の見どころとしては次々とCMCが挑戦したパロディ演出の中で
スタースワールの姿がハッキリと描かれていることでしょうか。スタースワールに関しては
トワイライトの尊敬する魔法使いである事からコスプレや伝説上の存在として登場していましたが、
ここまでハッキリと姿が描かれているのはかなりのレアケースですね。
渦巻くような白い髪とあごひげ、黒いボディカラーのユニコーンとして描かれています。
ディスコードは1000年以上前から生きてるわけですから、生きている頃のスタースワールを
見たことがありそうですしこれはかなり貴重なシーンなのでは!?
また、余談ですが本国のファンでは「スタースワールの残した魔法」のややこしい内容や、
そのスタースワールの最後が明らかになっていない事からディスコードはスタースワールが
何らかの呪いや魔法の暴走によって姿を変えてしまったものであるとする考察なんかもあるようです。

ちなみにディスコードとCMCの絡みはFriendship is Magicの#24でも描かれており、
そちらは仲良しのフラッターシャイとCMCを「見たこともない動物」でいっぱいの世界に連れて行ってくれる…というお話。
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