やってるゲームとかの雑記
(あらすじ)
フラッターシャイの裏庭で夜の動物観察をして以来、様子がおかしくなった
アップルブルーム、スウィーティーベル、スクータールー。
様子がおかしいことに気づいたアップルジャック、ラリティ、レインボーダッシュがポニービルの広場までやってくると
ポニービルの住民たちも様子がおかしく、ゾンビのようにMane6を追い始めます。
図書館に逃げ込み慌ててドアを塞いだmane6はすぐにそれがチェンジリングの仕業であることに気付き、
プリンセス・セレスティアに手紙を書くものの帰ってきたのは自動返信の不在通知のみ。
一刻を争う事態に、ゾンビのふりをしてポニービルの中心地である村役場にやってきた一行が見たのは
チェンジリングの繭に捕らえられたポニーたち。襲い来るチェンジリングたちを蹴散らしたMane6は
ポニーたちを開放しますが、CMCの姿はそこにはあらず。

その時スパイクが吐き出した緑色の水晶球に写ったチェンジリングの女王クリサリスは
CMCの3にんが自らの手中にあることと猶予は3日であることを告げます。
罠であると知りつつも、一行はチェンジリングの王国へと出発するのでした。

洞窟トロルや巨大クモなどをなんとか切り抜けたものの、ダイヤモンドドッグスの鉱山遺跡で待ち構えていた
チェンジリングたちの策略によりふたりずつのグループに分断されてしまい、
ケンカ別れしたMane6は3つのコンビに分かれて森を抜けるルートを目指します。
3つのコンビに別れた一行を野生動物やポニ食い草、噛み付きウサギが襲うというアクシデントはあったものの
無事合流し和解したMane6はいよいよチェンジリングが支配した王国へと到達。
魔法によって複雑にねじれた城内をピンキーパイの機転で突破した一行は
いよいよクリサリスの待つお城の最深部へとやってきました。

クリサリスはキャンタロットで敗北した後、友好的な種族の住む王国へ墜落し
そこの住民たちから生気を奪い取り、更に急接近した彗星の影響で強大な魔力を取り戻し、
ポニーに復讐するためにトワイライトの持つ強大な魔力を集中に収めるべく
CMCをエサとして誘拐し、Mane6を自らの居城まで誘い出したのでした。
Mane5を捕らえて人質にし、トワイライトに降伏を迫るクリサリス。
トワイライトの魔力を奪い取ろうとしたクリサリスでしたが、トワイライトは諦めずに立ち向かう心と
親友たちの応援で更に強力な魔法を発動させ、クリサリスを再び退けることに成功。

クリサリスの居城を出た一行のもとに駆けつけたのは傷だらけのプリンセスセレスティアとスパイク。
セレスティアとスパイクは彗星の影響で急速に力をつけ、凶暴化した生物たちから街を守るべく
必死に戦っていたのでした。一つの焚き火を囲んで起こったことを体を休めながらどんなことがあったかを話す一同。
トワイライトに吹き飛ばされたクリサリスはまたどこか遠くへと追いやられたのでした。(おしまい)



Friendship is Magicシリーズの#1~#4の内容は本編に登場したヴィランの中でも人気の高いクリサリス編。
チェンジリングを率いる女王であり、本編ではトワイライトの兄であるシャイニングアーマーから
生気を吸い取ってプリンセスセレスティアに匹敵する強大な力を得たヴィランとして登場しました。
本編ではあまり見せなかった牙をむき出しにした表情などが強調されていて、
ポニーを含め他の生物を捕食する生物という部分が強調されているように思います。

一番衝撃的だったのはチェンジリングに入れ替わられたポニーの表現が完全にゾンビな点や、
チェンジリングたちがポニーを捕らえていた村役場の内部がエイリアンの巣めいた描写だった点ですね。
更に戦闘シーンではラリティが攻撃魔法を使ったりピンキーパイのパーティーキャノンが完全に
砲として機能しているなどいわば木曜洋画劇場版マイリトルポニーという感じ。モロ好みです。ドストライク。

冒険の道中では様々な障害につきあたりますが一番笑ったのは最初に出てきた「洞窟トロル」。
読んで字の如く、洞窟に住んでいる大きなトロルでポニーを軽々と捕まえてしまうのですが・・・。
この洞窟トロル、かわいいものが大好きのようでフラッターシャイの髪の毛に櫛をかけたり、
レインボーダッシュの髪の毛をセットしたり・・・あ、これそのまんまブロニーじゃん!?っていうか
よく見たら棚にコンボイ司令官とか置いてあるじゃん!?っていう所に気づいた時もう爆笑。
結局この洞窟トロルはラリティが作ったポニーの形をした人形をもらって無事Mane6を解放してくれるんですが、
なんというかまあ・・・我が身を見るような感じですね。

クリサリスもヴィランとしての面を強調されてますが、CMCの自由すぎる言動に振り回されたり
ソファでくつろぐカット多めなどサービス満点でクリサリスファンも安心。
ラストバトルも激アツというかほんとにアクション映画のラストシーンの殴り合い並みの迫力があります。
ていうか思いっきり角を打合せて肉弾戦してます。
日常の続きあり、バトルあり、そして友情あり・・・MLPの良さが詰まったエピソード。
更にクリサリス要素もたっぷりはいって更に肉密度1000%!オススメです。
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(あらすじ)
「『彼』がやってくる!」いきなり大騒ぎしているポニービルの住民たち。
その「彼」というのは、ミノタウロスのアイアンウィル。
アイアンウィルはフラッターシャイを探しに来たと言っています。

フラッターシャイの家の前に集まってアイアンウィルを追い返そうとするMane6。
「まだお金の事諦めてなかったの!?」「お金?そうじゃなくて、フラッターシャイに助けてほしいことがあってきたんだ」
アイアンウィルがフラッターシャイを訪ねてきた理由は取りそこねたお金を回収するためでなく、
家であまりにも攻撃的な態度をとるせいで奥さんに迷宮を追い出され、ポニーみたいな精神を身に着けて来い!と
言われてしまい、フラッターシャイに相談するためにポニービルにやってきたのでした。
レインボーダッシュは爆笑しますが、フラッターシャイはアイアンウィルの助けになってあげることに。

フラッターシャイが飼っている動物たちと触れ合って優しさを身につけようとするアイアンウィルですが、
ここぞとばかりに反抗的な態度を取るウサギ、エンジェルの態度に腹を立ててしまいます。
シュガーキューブコーナーの店員として社交的な態度を身につけようとするもピンキーパイの長話で
頭が沸騰してしまったり、アップルジャックの仕事を手伝おうとして張り切りすぎて木ごと倒してしまうなど
なかなか上手くはいきません。
アイアンウィルをリラックスさせるために連れてきたスパでは運悪くレインボーダッシュが居合わせてしまい、
バカにされたことに腹をたてたアイアンウィルは「もうたくさんだ!」と言い残してポニービルを去ってしまいます。

森のなかで一人落ち込んでいるアイアンウィルを追ってフラッターシャイは森の中に。
アイアンウィルはフラッターシャイに自分の周りで起こっている問題を語ります。
自分がセミナーに多くの時間を費やしていた結果、奥さんと息子との時間がほとんどとれず、
更に息子は父親の態度を真似して学校では不良として先生にも手を焼かせている事。
フラッターシャイの協力よってセミナーの内容に誤りがあったことに気づいたアイアンウィルは
ミノタウロス以外にも尊敬すべき生き物たちがいること、新しいメソッドのセミナーに切り替えることに。

フラッターシャイの庭にあるテーブルの前に集まったMane6。
ト「フラッターシャイ、あなたの言うとおりアイアンウィルが考えを変えたなんて信じられないわ」
フ「怒りっぽい性格を変えるのは簡単なことじゃないけど、長い時間をかけてアイアンウィルは
  自分と息子と向き合っていくと思うわ」
今日の感謝を込めて料理を作ってMane6をもてなすアイアンウィル。
アップルパイじゃないから食べないと言い出すアップルジャック、
色の取り合わせが悪いと文句をつけだすラリティ、芽キャベツに吐き気を催すレインボーダッシュ。
一瞬また怒りかけますが、フラッターシャイの一言によりそれを押しとどめ、
ポニーたちに感謝を述べてアイアンウィルはミノタウロスたちが住む迷宮へと帰って行きました。

レ「君がこんなおかしな事するなんて思わなかったよ」
フ「優しさと忍耐力が必要なのよ、レインボーダッシュ」
おしまい。



第45話に登場したミノタウロスのアイアンウィルがコミックに登場。
本編では敏腕トレーナーとして押しの強さを教えていましたが、今度はフラッターシャイに
ポニーたちのような穏やかな性格(Inner pony)を教えてもらうためにやってきた!?というお話。

アイアンウィルはフラッターシャイというキャラクターを語る上で外すことの出来ない要素である・・・というか、
フラッターシャイはアイアンウィルと出会ったことでS3,S4においてポニーたちがディスコードと
和解することにつながっていくなど非常に重要なターニングポイントになったキャラクターであると思います。

アイアンウィルはラリティに何度もモンスター呼ばわりされるものの、その度にフラタがミノタウロスと訂正を入れたり
フラタの家のドアをぶち破ると見せかけて紳士的にノックする、フラタにはっきりとノーと言われたら引き下がるなど
ただ「強気に当たって自分の意見を通す」事を教える人であって悪党ではないという風に描写されています。
アイアンウィルがフラタに教えたのは「他人に踏みつけにされたくなかったらでかい態度で主張しろ!」ということなんですが、
いつも他のポニーに踏みつけにされているフラッターシャイは力づくでも自分の主張を通すという形で実行してしまい、
最後にはラリティとピンキーパイを泣かせてしまい自己嫌悪から家に篭ってしまい。
ポニービルの住民のモラルがあまりにも度を越して低すぎたのでは

この一件でフラッターシャイが学んだのは相手をやっつけるのが自分の意見を通す方法ではないということと、
優しい態度のままでもノーであることははっきりノーというべき、という事だと思うんですね。
それまではエンジェルが我儘を言っても、他のポニーがマナーやルール違反をしていても
はっきりノーといえなかったフラッターシャイははっきりと間違っていると思った時は間違っていると言えるようになり、
これによって後のエピソードでディスコードに対して「敵対はしないものの、友達としてはっきりとノーを突きつける」という
態度へとつながり、彼にも口先だけでもポニーと仲良くしますと言わしめたわけです。
このような視点から見ると、フラッターシャイというキャラクターの成長にとってアイアンウィルとの出会いと
自らの犯した間違いは必要不可欠なものであったといえるでしょう。

さてそのアイアンウィルですが、今回のコミックでは奥さんと息子が居ることが語られ、
家での攻撃的な態度を奥さんに咎められる・・・と、意外と恐妻家なところも明らかになっています。
頑張って仕事に取り組むものの家庭ではうまくいかない、息子は学校で不良として先生に迷惑をかけている・・・という
あまりにリアルすぎる父親の悩みから、フラッターシャイのような穏やかな心を教えてもらう為に
ポニービルで色々な挑戦をするアイアンウィル。
ここぞとばかりに煽ってくる畜生と化したエンジェルや悪ガキと化したレインボーダッシュ等、道のりは
平坦ではありませんでしたがなんとか最終的にはフラッターシャイの言う穏やかな心を身につけ、
家族の元へと帰っていったのでした。

過去フラタに強さを教えたキーパーソンであるアイアンウィルが今度はフラタから穏やかさを教わるという、
友情のギブアンドテイクを体現したストーリーですね。そしてその「セミナー」の間違いにも気づくと。
(あらすじ)
エクエストリアじゅうから農家が集まる農業見本市、「第45回アップル・コン」にやってきたアップルファミリー。
ポニービルのポニーたちやエクエストリアじゅうから集まってきた農家の出展物が並ぶ中、
グラニースミスの耳に聞き覚えのある声が飛び込んできます。

その声の主は、リンゴの自動皮むき機を売るフリムでした。しかし、いつも二人で商売をしている
フラムの姿が見えません。
グラニースミス「お前さん、こんなところで何をやってるんじゃ?いつも一緒の兄弟は?」
フリム「フラムのやつですか、多分どこかのブースに居ると思います・・・それがどこかはわかりませんが」

その直後、グラニースミスは別のブースで同じくリンゴの自動皮むき器を売るフラムの姿を見つけます。
フラム「フリムのやつを見たんですか?あいつとはもう何週間も口をきいてないんですよ」

また何かを企んでいると睨んだグラニースミスは会場の外へ出て行くフリムの後を追います。
リンゴの木の下で一人座り込んでいるフリムに追いつくグラニースミス。
グラニー「見つけた!お前さんたち、また何か悪さを企んでるんだね!」
フリム「何も企んでいません、もう3週間もフラムと口をきいてないんです。こればかりは本当です」
グラニー「おやまあ、あんなに仲良しだったのにどうしてだい?」
フリム「マリアンという女性のことでフラムと大げんかをしてしまったんです」

フリムとフラムがいつものように街を回っては商売をして回っていた最中に出会った
美くしいポニーのマリアン。二人は彼女に夢中になり、彼女の心を射止めんと競いあったのでした。
結果として、最後には彼女をそっちのけで大げんかになってしまい、それが原因で
フリムとフラムはけんかわかれ、更にはマリアンにも嫌われてしまい、今に至ることに。

グラニースミスはそんな二人を見て、一計を案じます。
フリムとフラムをオレンジパビリオンに呼び出すアナウンスを流し、兄弟を引きあわせたグラニースミス。
兄弟はすぐにまた大げんかをしてしまいますが、グラニースミスが仲裁に入ります。

フリム&フラム「お気持ちは嬉しいですが、これは私達の間の問題なんです!」
グラニー「お待ちよ。昔同じようにけんか別れした兄弟ポニーがいたんじゃ」

グラニースミスが語って聞かせたのは、自分が若い頃の話。
美くしく両蹄で数えきれないぐらいのボーイフレンドが居た彼女の周りに、同じように
一人の女性を射止めようとするあまり兄弟げんかから仲違いをしてしまい、とうとう一生仲直りすることなかったという
ポニーの兄弟がいた事。
そして、その兄弟が永遠に仲違いする原因になったのが自分であること、
その時何も出来なかった事を今でも後悔し続けているという事を語ります。

フリムとフラムはその話を聞き、兄弟と一生別れて生きていく事に思い至ります。
結局グラニースミスのお陰で仲直りしたフリム&フラムがいつものコンビ芸を披露すると
たちまちのうちにリンゴの皮むき器を欲しがるポニーが押し寄せ、先程までが嘘のように売れていきます。

AJ「グラニー、あの兄弟を仲直りさせるために何かしたの?」
グラニー「何も・・・いやなに、ほんの少しのことじゃよ」
AB「そんなことしても私達には何の得もないんじゃないの?」
グラニー「アップルブルーム、家族の絆っていうのは友情と同じようにとても大切なものなんじゃ。
      もし忘れかけてしまった時には人の助けが必要になることもあるし、
      誰しも今日のフリムとフラムのようになってしまうことがあるのさ」



亀の甲より年の功、グラニースミスが女性を巡って大げんかをしたフリム&フラム兄弟を仲直りさせてあげるお話。
同じ女性を好きになってしまった兄弟や肉親が争いを繰り広げ、最悪どちらかが死んでしまったり
破滅する、あるいは両方が報いを受ける事になる・・・というのは神話の代からもよく出てくるモチーフ。
マリアンという美ポニーに一目惚れしてしまったフリムとフラムはついには殴り合いのけんかまでしてしまうのでした。

Mane6もよくけんかになることはありますが、おとなの男性ポニーがけんかになってしまうのはMLPでも珍しいお話ですね。
フリムとフラムが激しく角を打合せて戦っていることを見ると、やっぱりこの世界のユニコーンも
決闘の時は角を武器にするんですかね(トワイやナイトメアムーンも角を武器にする素振りを見せていましたし)。

フリム&フラムを仲直りさせるためにグラニースミスが語ったのは若い頃のグラニースミスの話。
アップルファミリーの美くしいポニーを巡って、今回のフリム&フラムと同じく大げんかをして永遠に
けんか別れになってしまったポニーの兄弟がいたこと、それを止められなかったことを今でも後悔している・・・ということ。
時としてけんかをしてしまうことがあっても、友達と同じく家族や兄弟、姉妹の絆も大切という教訓のお話でした。
S4であったアップルファミリーとピンキーパイのお話にも通づる部分がありますね。
家族や兄弟姉妹だからこそ喧嘩してしまうこともあるけど、それを許せるのが良い家族であるという。


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IDW Publishing 『My Little Pony: Friends Forever issue #9
若いころのグラニースミス

本編でも回想シーンで登場していましたが、若いころのグラニースミス、美人ですね。
当然ながらアップルジャックにも似ています。アップルファミリーの女性はタフな美ポニー揃い。
しかしおばあちゃん、「両方の蹄で数えきれない」って蹄で数えられるのはふたりまでじゃない!?
あ、それともポニー特有の数え方がなんかあるのかしらん。

フリム&フラム兄弟は本編にも登場したトラブルメーカー的なゲストキャラクターで、
商才はあるものの時折胡散臭い商売をしてしまう・・・という感じのキャラクターですね。
個人的に気になるのは、初登場のサイダー回ではピンハネを目論む商売人という感じだったのに対して
S4で再登場し、トニックを売っている商法がまんま健康ドリンク詐欺そのものであったこと。
(サイダー回については解説をしている人がたくさんいるので割愛します)

アメリカでは度々「飲むと健康になる!」「元気になる!」といったドリンクやサプリメントが
虚偽の広告表示や健康被害を引き起こしたとして裁判が起こっています。
近年だと「翼をさずける」というキャッチコピーで売られている某エナジードリンクが謳っている
「このドリンクはパフォーマンスを高めます」というPRは含有されたカフェインによる覚醒感を指しており、
しかも実際に飲料に含まれているカフェインはコーヒー一杯分以下の量であることなどから
虚偽表示として集団訴訟が起こされ、結局ドリンクを出している会社は1300万ドルもの大金を払って「和解」することに。
こうした件について、ブログ上で触れている方はたくさん居ますが大抵がアメリカは訴訟大国であるという点に
触れるのみで、過去にアメリカであった最悪の健康ドリンク詐欺については触れていないんですよね。

この話はちらっとtwitterやFallout関連のエントリでも書きましたが、1896年にアンリ・ベクレルが放射線を発見し、
その後1900年台にはピエール・キュリーとマリ・キュリーとともに研究をすすめ、はっきりとこの世界に
「放射線」というものがあることがわかります(なお、この3人とも重篤な被曝により若くして亡くなっています)。
放射線(radioactive)という言葉はその後1920年台から1930年台にかけて、ある分野で有名になります。
それは、なんと化粧品や健康食品、肌着などの肌につけたり身に付ける商品のキャッチコピー。
まったく恐ろしい話ではありますが、放射線がどういうものであるかをよく知らなかった人々は
それが健康や若返りをもたらす不思議な物質だと思ってクリームや飲料水用のポット、下着や練り歯磨きなどに
様々使い、蛍光塗料などにも放射性物質を使っていました(コレに関しては日本でも最近見つかって騒ぎがありましたね)。
その中でも最悪中の最悪と言って良いのが「Radithor」という代物で、これは
「飲むと健康になる!」「永遠の若さや若返り!」をウリにした放射性物質を混ぜた健康ドリンク。
当然内服なのでてきめんに内部被曝を招くわけですが、更に悪いことにこの1ケース30ドルあまりという
お高いドリンクを売るために販売者が医者に目を付けます。。
自らも医療博士を名乗り、医者には見返りとして売上の2割程度をキックバックすることで
「偉い学者先生が考えたドリンクで、医者のお墨付き」という格好で売る事に成功します。

当然、お金を持っていて永遠の若さをものにしたいお金持ちがこのドリンクを愛飲します。
骨折の治りが遅いのに老いを感じていたゴルファーであり資産家のエデン・バイヤーズ氏は
医者に相談した際に、このドリンクを進められて以来「医者の進めるものだし間違いないだろう」と思い愛飲します。
結果として、1930年に異常を感じて服用を中止、1932年に51歳で亡くなるまでの間に
氏は約1400本ものこのドリンクを飲んだと言われています。
1920年台からアメリカで爆発的に起こった「放射線ブーム」は1930年台に入り、エデン・バイヤーズ氏の死亡や
イリノイ州の工場で時計の文字盤に放射性物質を塗る仕事に従事していた
(塗装に使う筆をなめて尖らせてから塗料を塗りつけるように指導されていたため)女性たちが次々と
重篤な放射線障害を患っていた事が明るみに出た事で急速に市場から姿を消し、そうしたグッズが
「放射線を用いたいんちき療法(radioactive quackery)」であるということが認知されていきました。
同時に、史上最悪レベルの健康ドリンク詐欺についても広く認知されることとなりました。
(ココらへんの話はradioactive quackeryについて取り扱った本を読むとより詳しいので読んでみてネ)

さてさて、めちゃくちゃ話がそれにそれましたが。「アメリカはなんでも訴訟する社会だから」と言ってしまえば
それでよく知りもせずに片付いて終わってしまいそうですが、上述したような事件が起こった歴史を持つアメリカだからこそ、
健康飲料やカフェインドリンク等「健康や元気を提供する」として売られているものに対して
もしかするとそれが大嘘で逆に健康を損なったり、下手をうつと死亡するのではないか?という視点から
売り文句に対して厳しい目が向けられるという部分があるのではないでしょうか(全く勝手な憶測ではありますが)。
※効果には個人差があります と書けば有毒な成分や食品基準にでも反してなければ
誇大な広告が野放しに近い日本人からすると賠償命令やその金額に関しては驚くものの、
「虚偽の表示を改めなさい」という裁判の本旨はいたって普通に理解できるものだと思います。

更にポニーの話に戻ると、ポニービルをゲスト的に訪れて騒ぎを起こすというキャラクターは何人かいますが、
トリクシーなんかが再登場で最終的にトワイライトたちと和解したのに対してフリムとフラムが再登場した際に
前回のピンハネからよりあくどい、詐欺の典型である健康ドリンク商法に走ってるのは
何か理由があるのかな?という点が個人的に気になっています。
Flimは古ノルド語で「人をあざ笑う」事、Flamも同様の意味を持っており「Flimflam」で
「嘘をつくこと、詐術にかけること、またそうした行為を働く者(詐欺師)」を指す古臭い言い回しなので
「最初っからそういうキャラとして設定されてるんだよ!」と言えばまあそうなんですが。
なんやかんやで消滅したヴィランやスーパーヴィラン的なキャラクター以外には
自分の過ちに気づいたり、それを謝罪して他のポニーと仲良くする機会を与えている作品の中にいるからこそ
引っかかる部分になってくるというか。
今回のコミックはそのフリムフラムをグラニースミスが自分の経験を元に助けてあげ、
二人はグラニースミスに感謝して商売を再開する・・・という内容で、
本編の補完的に働くFriend Foreverシリーズらしさのあるお話だと思います。

フリム&フラムは他のキャラクターにはない面白い機能や歌のパターンを持っているキャラクターだけに、
今後のシーズンで再登場するか、もし登場するならそのエピソードでどんな動きをするのかというところが気になりますね。
(あらすじ)
アップルファミリーの元へ届いたアップルウッドに住む親戚からの手紙。
手紙には「アップルウッドでそっちでとれたリンゴを売ってみないか?サンプルを持って一度こっちにおいでよ」と
書かれており、アップルジャックは早速アップルウッドへ出かける準備を始めます。

ダッフルバッグをアップルブルームたちがオモチャにして壊してしまっていたので、
出発の前にラリティのところへかばんを調達しに来たアップルジャック。
アップルジャックがアップルウッドへ行くことを知ったラリティはセレブたちが大勢住むという
アップルウッドに自分も同行することに。アップルジャックとラリティは列車に乗ってアップルウッドへ向かいます。

アップルウッドへ向かう途中、列車がしばらく停車するソルトリックシティで駅のすぐ近くにある
カシミヤ山羊の牧場を見学しにいくふたり。
ラリティは夢中になっていますが、アップルジャックは退屈で居眠りしてしまい列車出発の時刻になってしまします。
慌てて駅へと駆け戻り、列車に飛び乗るふたり。

車掌「お嬢さんがた、時間ピッタリですな!シードル(SEADDLE)への切符を拝見!」
ふたり「シードル!?アップルウッドじゃなくて!?」
車掌「アップルウッドへの列車は15分遅れてるようですな。間違えて乗車されたのでしたら、シードルへついて
   明日の朝出る折り返しの列車で戻ってくれば良いでしょう」
ア「明日の朝だって!?」
ラ「ほら、シードルも良いところよ、ボートショーが有名で・・・そうだ、ビジネスプランを作るのを手伝いましょうか?」
ア「いや、必要ないよ。今日はずっとプランを練ってるから放っといてもらえるかな?」
叩きつけるようにドアを閉めてラリティと車掌を置いて出て行くアップルジャック。
ラ「いつもはかわいいところあるのよ、ちょっとストレスが溜まってるだけで・・・」

結局シードルについたふたりはボートショーを見てからタクシーに乗って駅へ向かおうとしますが、
ボートショーで会場から大きく飛び出したボートがタクシーを破壊してしまうという事故や
歩いて駅に向かおうとしたら大雨に降られるというハプニングに見舞われる二人。
仕方なく納屋で雨宿りをしますが、またも列車を逃してしまいそうです。
ラ「これで行けばいいんじゃない?」
ラリティが納屋の中で見つけてきたのは飛行機のような乗り物。

アップルジャックとラリティはこの乗り物を借りてアップルウッドまで飛んで行くことにします。
ラ「ずっと教えてくれなかったけど先方と会うのはいつなの?」
ア「そういえばグラニースミスに聴いてなかったっけ・・・」
ラ「ちょっと本気!?ビジネスなのに日取りもわかってないの!?それに・・・」
ア「ラリティ、前!前!」
ラリティがよそ見していた結果、岩山に刻まれた巨大なプリンセスのモニュメントに激突する飛行機。
飛行機は木っ端微塵になり、アップルジャックもリンゴのサンプルを落としてしまいます。
プリンセスルナのモニュメントに宙吊りになる二人。

ア「モニュメント!?また間違った方に来ちゃったんだ!」
ラ「下に街があるわ、そこで道を教えてもらいましょ。あなたのスカーフ貸してもらえる?」
アップルジャックと自分のスカーフをパラシュートのように使ってモニュメントから降下するラリティ。
ふたりは無事に麓にある街までやってきます。
麓にある街で馬車を拾った二人はやっと一息ついてアップルウッドへの旅路を急ぎます。

しかし、静かに過ごしたいアップルジャックに対して相変わらずガイドブックを見てはしゃぐラリティ。
ケンカになりかけたその時、馬車を襲うバッファローギャングたち。
牛「金目のものをおいてけ!」
ラ「どうしましょう!?私達1ビッツも持ってないわ!どうなっちゃうの!?髪の毛をむしられちゃうの!?」
ア「ああもう!静かにしてよ!」
バッファローの背中に飛び乗ってロデオするアップルジャック。
ラ「アップルジャック!がんばって!」
ア「あんたもだ!エクエストリアじゅうで成功しているだって?あんたみたいなマヌケ見たことないよ!」
ラ「ちょっと!今のは取り消しなさいよ!」
ア「嫌だね!」
ラ「大体あなたのこの『プラン』はなんなのよ!『リンゴを売る』なんてプランですらないでしょ!?」
ケンカしながらもバッファローたちをボコボコにするラリティとアップルジャック。

ラ「こんなのじゃダメよ、ちゃんと立て直さなきゃ。ペンとリーガルパッド(legal pad)とカード取って!」
ア「手伝ってくれるの?お互いうんざりしてたのに」
ラ「ケンカしても助けあうのが友達でしょ?それに私が怒ってたのはマヌケって言われたから・・・急いで!!」
馬車を飛ばし、アップルウッドへと到着したふたり。
ラリティの協力で素晴らしい出来のリンゴの販売プランが完成します。
せっかくアップルウッドまで脚を伸ばしたので、Whinny Landへ遊びに行くことにしたふたりは大はしゃぎ。
ア「もう一回『ナイトメアムーンマウンテン』と『コルトフォルニアアドベンチャー』に乗ってから行こうか?」
ラ「その前に、もう一つOat whipを食べてからにしましょ!」

WhinnyLandを堪能し、タクシーでアップルジャックの親戚が居る家へとやってきたふたり。
「アップルジャック!久しぶりじゃない!こんなところでどうしたの?」
ア「え?手紙を書いて送ってくれたんじゃあ・・・パイキャロットが」
「何のことかしら?入って!ケールファミリーはお客様をディナーに招待するわ!」

時は遡ってポニービルで手紙の末尾を読むグラニースミス。
「わかってるとは思うけど、ここで言ってるのはイーストコートだよ!ウェストコーストじゃないから間違えないでね!」
つまりアップルジャックは手紙の末尾を聞かないで出て行ったので、間違えて
イーストコーストのアップルウッドではなくウェストコーストにあるアップルウッドへ行ってしまったのでした。おしまい。

おまけにウィノナのミニ漫画と#9のカバーイラストが入ってます。



表紙の時点でそうですがアップルジャックとラリティの珍道中といった感じの1本。
アップルジャックは親戚が住むというアップルウッドへと行こうとしますが、このアップルウッドのモデルはハリウッドですね。
ハリウッドといえば映画の本場、セレブの住む街であるハリウッドをイメージしますが
アメリカにはハリウッドという地名はフロリダ州とカリフォルニア州の2箇所にあります。
映画や大きな地名看板で有名なハリウッドはカリフォルニア州の街で、アメリカ西海岸側。フロリダ州はアメリカ東海岸にある州。
アップルジャックは「ハリウッドへ来てよ」と言われて早とちりし、違う方のハリウッドへと行ってしまったのでした。
キャンタロットやポニービルは東西で言えば真ん中辺りなので、真逆になりますね。

仕事で向かうアップルジャックと完全に観光気分のラリティの温度差から、とうとう
馬車に乗っている最中には大げんかに発展してしまいます。しかし、結局お互い思っていることを
ぶちまけあった後は仲直りして無事アップルウッドへと到達。本場の遊園地を堪能したのでした。というお話。
なんというかいつものアップルジャックとラリティですね。
お互いしっかりしてるようでどっか抜けてたり、真逆の性格だけど妙に息が合ってたり。
Mane6の中でも対照的故にお互いの魅力が引き立つふたりだと思います。
とにかくもうラリジャックであるといえば全てが伝わりそうですが。


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IDW Publishing 『My Little Pony: Friends Forever issue #8
アップルジャックとラリティが飛行機で衝突したプリンセスのモニュメント

印象的だったのは岩山にプリンセスの顔が刻まれたモニュメントですね。
セレ様やルナ様のモニュメントがあるのはともかく、ケイデンスやトワイのモニュメントがあるということは
ごく最近になって2つモニュメントが増えたってことでしょうねぇ。
元ネタは有名なラシュモア山の大統領のモニュメント(サウスダコタ州)。
本編でもアップルーサーでバッファロー(インディアン)と開拓者(アップルファミリー)の戦いがありましたが、
サウスダコタ州はそうした白人入植者と先住民たちの間での争いにより多くの血が流れたという歴史がある場所です。
この山は元々はネイティブアメリカンの聖地の一部で、当然その山に入植者たちが大統領の
顔を掘ることは・・・とか、話せば長い話がいろいろあります。ちなみに完成は1941年。

ラリティが「ペンとリーガルパッドを持ってきて!!」と言っていた「リーガルパッド」というのは
上部分が綴じられて、切り離して使える大伴ノートパッドみたいなものですね。元々は弁護士の仕事道具だったので
リーガルが使うパッドでリーガルパッドと呼ばれていたそうですが、現代では弁護士以外にも
様々な職業の人や学生にも便利なので広く使われています。大学ノートみたいな感じですね。
これにザクザクとメモを取って行って、必要なら切り離してファイリングできます。


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IDW Publishing 『My Little Pony: Friends Forever issue #8
二人分のスカーフをパラシュートのように使うラリティ

この身のこなし、やっぱりラリティって波紋使いのような気がしてきますね!

製品ページでも見られますがサブカバーはウェスタンスタイルのアップルジャックとラリティ。
歌姫衣装のラリティがセクシーです。未登場のスパイクもバーテンとして描かれています。
(あらすじ)
トワイライトスパークルとスパイクが図書館の掃除をしている最中に訪ねてくるプリンセス・ルナ。
相変わらず声がデカい!ルナはトワイライトにある頼みがあって図書館を訪れたのでした。
その頼みというのは、「ユーモアを身につけてポニーたちに怖がられないようになりたい」というもの。
1000年前にはプリンセス姉妹は全てのポニーたちに崇められていたものの、
ルナがナイトメアムーンとなり月に封印されている間に時代は移り変わり、
プリンセス・セレスティアはポニーたちから親まれる存在になるためにChuckle-lotという催しで
自らお笑いを披露したり曲芸を披露したりするようになったのでした。
戻ってきたプリンセスルナはその姿を見て、自分もナイトメアムーンとして怖がられる存在ではなく
姉のように親しみやすく面白いプリンセスになるためにトワイライトに相談をしに来たようです。
しかし、トワイライトスパークルに聴いてみても思わずルナも眠ってしまうような定義の話が出てくるばかり。
そこで「ユーモア」の専門家であるポニーの元を訪れます。

ユーモアの専門家として白羽の矢が立ったのはご存知ピンキーパイ。
ピンキーパイは例によって大げさにナイトメアムーンを怖がりますが、ルナが面白さを身につけるために
やってきたことを告げると二つ返事で協力することに。
ピ「私今までた~くさんのポニーに面白さを教えてきたの!面白さを学ぶ準備はいい?」
ル「ええ、必要なことなの」
ピ「聞こえな~い!」
ル「だから今YESって・・・」
ピ「(私を信じて大きい声でイエスって言えばいいの!そしたら楽しいから!)」
ル「YES!」
・・・というわけで、コーチ:ピンキーパイによるルナが面白さを身につけるためのレッスンが始まったのでした。

ピンキーパイがルナを連れてきたのはFunny Farmという看板がかかった練習場。
そこに居たのは石ころさん、カブさん、小麦粉さん、綿埃さん・・・という例のメンツでした。
早速ビー玉を使ったいたずらやブーブークッションを使ったいたずら、
水の入ったグラスを机にのりでくっつけておく、パイを発射する装置を使ったいたずらをレクチャーするピンキー。
ル「これは何が面白いのだ?誰かを苦しめて笑えば面白くなれるのか?」
ピ「苦しめるんじゃなクて、友達にいたずらすれば笑ってもらえるの。
  でもみんながいたずらされたいわけじゃないから、止め時は大事」
その瞬間、ピンキーパイが設置していたパイがルナの顔に炸裂。
更に床で落ちていたビー玉で脚を滑らせ、ブーブークッションのうちに尻もちをついて更に水をひっくり返して
ルナは見事にピンキーパイの仕掛けたイタズラ全てにひっかかります。
ピ「びっくり!全部のいたずらにかかっちゃった!」
ル「エクエストリアで最も恐れられたポニーの私をバカにしているのか!?」
大笑いするピンキーパイ、バカにされていると思い起こるルナ。
ピ「私達が笑ってるのはいたずらが成功したから!あなたを笑ってるわけじゃないの」
イタズラの基礎を学んだルナは、ピンキーパイとともにお城でイタズラを実践練習することに。

お城を訪れたお固いポニーたちにブザー※を使ったイタズラを仕掛けたり、
ロイヤルガードをバケツやきぐるみで驚かせるピンキー&ルナ。二人のイタズラ練習は夜まで続きます。
日が暮れた後、何かを考えているルナ。彼女が考えていたのはChuckle-lotで何を披露したら良いかということでした。
ル「ダメだ、何も思いつかない!」
ピ「さっきやったイタズラコンボをやればいいんじゃないの?」
ル「おねえさまに?」
ピ「お姉さまじゃなくて、自分で引っかかるの!」
ル「でもそんなことをしたら尊敬を失ってしまうのではないか?」
ピ「自分が笑えばきっとみんなも笑ってくれるよ!」
ル「私はエクエストリアのプリンセスという重い立場に居るのだ、尊敬を失うような事をするわけにはいかんのだ!」
イタズラに引っかかるのは楽しいものの、プリンセスとしての尊敬を失ってしまうことを恐れるルナ。

ル「今のはイタズラが好きではないという意味ではなくて・・・」
ピ「みんなを幸せにするのも大切なことじゃないの?
  面白くなりたいわけじゃなくて、セレスティアをやっつけたいように見えるけど・・・」
ル「私を非難するのか!?・・・いや、すまない」
ピ「そういう心配をするのをやめないとだれも面白くなる事を教えることはできないよ!」
ケンカ別れをしてしまうルナとピンキーパイ。

数時間後、Chuckle-lotの会場には多くのポニーたちが集まっています。
その中にはトワイライトの姿も。
ト「見て!テーブルの上にルナからのプレゼントが置いてあるわ!」
トワイライトが指した先には、ピンキーパイに宛てたルナからのプレゼントの箱が。

ステージの上に上がり、Chuckle-lot開会の挨拶とルナの不参加を詫びるセレスティア。
その挨拶を途中で遮ってルナがステージに上がってきます。
ル「私達は王族です!エクエストリアのプリンセスです!平凡なポニーとは桁違いの力を持っているのです!
  私達は重要な存在です!バカなことをやって皆に笑われるわけにはいかないのです!」

ル「・・・それから、最も重要な存在であるお姉さまが自分のあるべき姿を思い出してくれるようにプレゼントが」
セレスティアにプレゼントの箱を渡すルナ。
戸惑いながらもセレスティアが箱に触れたその瞬間、中から飛び出してきたのは
ルナが昼間にピンキーパイから教えられたのと同じ、パイ。
完全な不意打ちを食らって見事にクリームまみれになるセレスティア。
そしてピンキーパイがルナからもらったプレゼントからもパイが飛び出してきて見事に引っかかります。
更にピンキーパイへのプレゼントにもう一つ入っていたパイを食らってクリームまみれになるトワイ。
ルナは床に落ちたクリームを踏んで滑り、転んで自分もクリームまみれになってしまいます。
爆笑する一同。

「親愛なるお姉さまへ。今日私はとても大切な事を学びました。
 笑うのはとても大切なことです。それよりも大切なのは、自分を笑い飛ばすこと。
 誰しも笑うことは必要で、そのためにはジョークやイタズラがとても大切です。
 真の友情というのは、笑われるのではなくて笑いを共有出来るものです。 ルナ」



1000年間不在の間にキャラチェンジしたセレちゃんの行動に焦りを感じて自分も面白くなろうとするルナのお話。
というか、セレ様そんなことしてたの!?という感じですね。一輪車に乗ってジャグリングしてみせたり、
木槌でスイカを砕いて爆笑をとってたり・・・。


新しいビットマップ イメージ
IDW Publishing 『My Little Pony: Friends Forever issue #7
スイカを木槌で砕く芸で笑いを取るプリンセス・セレスティア

このスイカを木槌で粉砕するというのはGallagherというコメディアンの持ちネタで、次々と
スイカやパイナップル、カボチャなどを取り出しては木槌で粉々に粉砕してしまうという一連のネタのパロディですね。
(しかし真っ白なセレちゃんがやったらものすごい汚れそう。)



不在の間に姉がそんなことをしてドッカンドッカン笑いをとっているのを見て、姉のようになろうと思ったルナは
トワイライトを訪ねた後、結局ピンキーパイの元で笑いについて学ぶことになります。
そしてピンキーパイがルナに笑いを教えるために連れてきた場所には例のシーンで登場した
カブさん、石さん、綿埃さん、小麦粉さん。まさかの再登場。
ピンキーパイは本編でも表情作りのトレーニングをしたり口の体操をしたりと余念がなかったので
普段からこういうところでロールプレイをしていたのかもしれませんね。
ピンカミーナ化したから極端な行動に走ったわけではなく、仕方なくロールプレイ用の人形たちと
「本番」のパーティーをやってた・・・みたいな。

ピンキーパイのセリフも良い事言ってますね。ディスコード編でも描かれてましたが、
ピンキーパイが好きなのはあくまで笑わせることで笑われる事が好きなわけではない、という事と
イタズラは引っかかった人を笑うためにあるものではない、やめどきが肝心・・・など。
こういうところを見るとピンキーパイは頭の回転が早いというか、コミュニケーション能力の高さという意味で
非常に頭の良いキャラクターとして描かれているように思います。
まあたまにライターによっては全然そんなことなくなったりするんですけども

エクエストリアでのイタズラの定番であるハンドブザー(この場合Hoof Buzzerかな?)は本編の
レインボーダッシュとピンキーパイのイタズラでも登場(ギルダが引っかかって怒ってましたね)。
握手する時に手に握っておいて、相手が気付かずに手を握ってしまうとビリビリッと電気が流れるものや
安全面に考慮して音と振動で電気が流れたように思わせて驚かせるイタズラグッズです。
日本で言うと昭和の少年たちのイタズラグッズであった「ペペショック」とか。
(まあ、残念ながら日本は握手の文化圏ではないので定番とはいかなかったようですけども)

「姉のようにならなくてはいけない」という思いとエクエストリアのプリンセスとしての立場の間で
揺れ動くルナは最終的に「笑わせることと笑われる事は違う」ということを学び、お約束の
セレスティアへの手紙という形で物語が締めくくられています。

本編に合ったガビーガムズの話で登場した「ユーモア」の扱いといい、
MLPの関連作品は「ユーモア」という概念についてもよく考えて作られているように思います。
笑わせるのと笑われるのは違うし、イタズラが面白くても人を笑ってはいけないとか、
イタズラは止め時が肝心、ユーモアといえば何をしても良いわけでない・・・など、
良い歳こいた大人も気をつけないといけませんね。
濃厚なセレルナ回であり、ピンキーパイの深い思慮も感じ取れる一冊です。



あともうひとつ。ルナに笑いについて教えるピンキーパイがかけていたこのサングラス。


新しいビットマップ イメージ
IDW Publishing 『My Little Pony: Friends Forever issue #7
サングラスをかけて鬼コーチを演じるピンキーパイ

ブリッジ(ふたつのレンズをつなぐ中央部分)の上にリムから延長されるような格好でもう一本ブリッジが走り、
頑丈な構造になっているのがわかります。

恐らくこれはアビエイターなんかをイメージしたサングラスでしょうね。
レイバンの最古参商品であり、アメリカ空軍の制式採用モデルとして開発されたことから軍人や
それに類する職業などのタフな男のかけるサングラスというイメージが強く残っています。
(日本で言うと西部警察で大門五郎を演じた渡哲也みたいな)
つまり、ピンキーパイはここでは軍隊の鬼コーチみたいなキャラを演じているわけです。
日本人に馴染みやすい例を出すと藤岡弘、隊長みたいなノリ。
そして「もっと大きな声で!聞こえないぞ!」とか言いながら小声で教えてくれる優しいピンキー。